私達が提供する温泉について
住所 :
静岡県熱海市上多賀字曽我1027-62
源泉名:
熱海・上多賀4号泉
成分総料:
33.81g/kg『33,800ppm』
○この温泉は熱海市内(初島を除く)で最も濃い(成分が多い)温泉で、とても塩辛い味がします。1リットルの中に、塩分が18.6g、硫酸イオンが2.6g含まれており、弱アルカリ性なので、入浴後はとても肌がすべすべします。
○100%源泉に入浴すると、入浴後2~3時間は湯冷めしない温泉です。これは塩分が体の表面に膜を作り、体温が下がるのを防ぐ役目を果たすからです。又、腰や膝、関節の痛みによく効き、皮膚病や体の表面の傷(スリ傷、切り傷、手術痕等) の治りも早く、優れた温泉と言えます。色は透明で無臭です。ただ、成分が濃いために、石鹸の泡がほとんど立たないことと、使ったタオルがすぐに茶色に変色することが難点です。
家庭の浴槽での利用方法
家庭の浴槽(約200リットルで追い焚き装置のついたもの)で、この温泉を使う時、源泉100%で使うと、成分が濃いため、ボイラーや配管類に温泉成分が付着して、故障が起こり易くなります。 新しい浴槽と古いものでは故障が起きる時期は違いますが、どの家庭も温泉仕様の機器を備えていないと考えますので、温泉を約1/100程度(2リットルのペットボトル一本)に薄めて使われることをお薦めします。 入浴効果が表れるのに少し時間がかかります(約2~3ヶ月)が、こうすることに依り、機器への悪影響はとても小さくなります。20リットルを購入された場合、1週間~10日位で使い切る程度が目安となるでしょう。 お湯の温度を適温(42℃前後)にしてから、温泉を2~3リットル入れ、かき混ぜてから入浴して下さい。浴槽水の入替は、皆様の日常ペース(例:2日に1度等)でよろしいと思います。
足湯での利用法
足湯セットで利用する場合は、源泉100%で使うことをお薦めします。最も温浴効果があるので、是非試してみて下さい。もったいないと思われる場合でも1/2程度に薄める位で使ってみて下さい。 まず温泉を42~43℃位に沸かして足湯セットに入れてお使い下さい。1/2に薄める場合は、50~60℃のお湯に温泉を同量入れてお使い下さい。浸かっている時間は1回10分程度で充分です。 1日に3~4回浸かる方も1回の時間は10分程度で済ませて下さい。
ペットの皮膚病について
家庭の浴槽の利用法と同じ濃度で入浴させると、ペットの皮膚病には相当な効果が表れると思います。
温泉について
○雨が降り、地下に浸透したものと元々地中にあった水分が地熱によって温められたものが、自噴したり掘削によって地上に揚がったもののうち、温度が25℃以上であり、かつ、一定の成分を含んだものを温泉と言います。
○日本の土地は平均して100m深くなると3℃温度が上がると言われています。1,000mの深さでは30℃程度ということになります。
ちなみに、地上では100m高くなると0.6℃気温が下がると言われ、富士山(3,776m)の頂上では約22~23℃低くなることになります。 地上の温度が20℃とすると、深さ1,000mでは約50℃位の水温となり、富士山の頂上では-2~-3℃位となります。
○25℃以上の水に溶けている物質(ガス性のものを除く)の総量が1kg中(約1リットル)に1g以上含まれているものを温泉と言います。
温泉の温度の分類
低温泉・・・
25℃以上34℃未満(25℃以下は冷鉱泉といいます)
温 泉・・・
34℃以上42℃未満
高温泉・・・
42℃以上
温泉の液性の分類
水素イオン濃度(PH値)により分類します。
酸 性 :
PH3未満
弱酸性 :
PH3以上6未満
中 性 :
PH6以上7.5未満
弱アルカリ性 :
PH7.5以上8.5未満
アルカリ性 :
PH8.5以上
※PH(ペーハー)は、0~14まであり、7が中心点です。ちなみに人間のPHは約6.7位です。
鉱泉(温泉)の浸透圧の分類
溶存物質の総量(g/kg)により分類します。
低張性 :
8未満(8g/kg以下)・・・8,000PPM以下
等張性 :
8以上10未満
高張性 :
10以上
温泉の性質
○人の性格がそれぞれ違うように温泉の性質も千差万別です。溶存物質が非常に少ない単純温泉は人体にも機器類にもやさしく、あたかも良家の子女といった感じで、スペイン語で言えば「ラニーニャ」(可愛い女の子)と言ったところでしょうか。 これに比べ溶存物質が多い温泉(塩化物イオン、硫酸イオン、ナトリウム、カルシウム、マンガン、銅等々)は、温浴効果が高く、人体には良い影響を与えると共に、機器類(タンク、パイプ、ポンプ、配管等)に与える影響も大きく、 エルニーニョ(いたずら小僧)と言った雰囲気です。このような濃い温泉は、源泉かけ流しのスタイルなら喜ばれることでしょう。又、水を加え薄めて使っても充分な温浴効果が得られるでしょう。 単純泉や成分の少ない温泉は出来るだけ源泉100%で使われると温浴効果が高くなるでしょう。
○酸性の温泉(PH3未満)は一般的に機器類が錆びやすく、アルカリ性の温泉(PH8.5以上)は機器類や配管の中に温泉成分が固着(スケールと言います)しやすい傾向があります。
| 上多賀4号線・泉質 | 00:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑